2019年3月にフルモデルチェンジされた三菱「ekワゴン/クロス」
フルモデルチェンジということは「ガラッと刷新されたんだろうなー」ってことが何となく分りますが、肝心のどこが変わったのか？違うのか？といった部分が気になりますよね。
ということで参考になる記事がないかと調べてみたところ、全くありませんでした！笑
まぁないなら自分で書いちゃえばいいかってことで、下記についてまとめてみましたよ。
- ekワゴンとekクロスの違い
- 新型ekワゴン/クロスと旧型ekワゴン/カスタムの違い
- 三菱ekワゴン/クロスと兄弟車の日産デイズとの違い
- ekワゴン/クロスの欠点
- ekワゴン/クロスのオススメグレードとオプション
三菱ekワゴン/クロスを気になっている方は必見の情報です！
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ekワゴンとekクロスの大きな違いはこの4つ
- ツートンカラーが選べるのはekクロスだけ
- ekクロスはSUVに寄せたデザインが特徴
- ekクロスはターボ搭載グレードが選択可能
- eKクロスは「HYBRIDシステム」が搭載
ekワゴンのカスタムモデルがekクロス。
基本的な使用は同じですが、ekクロスにしかない特徴がいくつかあるので解説していきますね。
デザイン面で大きく差別化がはかられている
まずデザイン面でこれでもかってくらい差別化されています。
分かりやすく言うとekクロスは「ミニデリカ」ですね。
デリカはカミソリ感のあるデザインで何かと話題になりましたが、ekクロスはデリカと比べるとカミソリ感が薄まったものの、攻めたデザインだな～といった印象。
クロスオーバー風のデザインで、好みが分かれるところですね。
また、最近の流行りであるツートンカラーが選べるのはekクロスだけ。
ただツートンカラーはオプションで有料なので注意が必要ですよ。約8万円ほどなので、僕ならちょっとためらっちゃいそうです、、、
ターボグレードやHYBRIDシステムの搭載はekクロスのみ
ターボを搭載したTグレードはekクロスでのみ選択可能。
軽自動車でも走りを求めたい人にとってはターボがあると嬉しいですよね。ただ引き換えに燃費が悪くなるのが悲しいですが。
また、ekクロスの全グレードに搭載されているのが「HYBRIDシステム」
このHYBRIDシステムによって、バッテリーに蓄えた電力で加速をアシストしてくれます。
余談ですが、このHYBRIDシステムは評価できるポイントなのにカタログやHP上でしっかり紹介されていないんですよね。
ekクロスにのみ搭載されている機能なので、頭に置いておくとディーラーで「よく知ってるな」って思われますよ。
と、ちょっと横道にそれてしまいましたが、加速に物足りなさを感じる軽自動車にとってこれはありがたいですね。
ただ、HYBRIDシステムとは言ったものの燃費に関しては微増ですよ。ほとんど変わらないと思っていただいた方が良いです。
ただekワゴンと比べると走行性能がアップしているのは確実なので、評価できるポイントだと言えるでしょう。
デザインが気に入ればekクロスも良し。ただ、ekワゴンでも性能的には十分
- ekクロスのデザインが気に入った
- どうしてもツートンカラーにしたい
- 走行性能を求めるかどうか
この辺りがekクロスを選ぶか判断するポイントですね。
デザインにこだわりがなく、しっかりとした走りを求めないのであれば正直なところekワゴンで十分です。
この2車種は約6年ぶりにフルモデルチェンジされたので基本性能は最新だし、物足りなさを感じることはありませんよ。
三菱自体はekクロスを売り出したいことが見え見えですが、「自分に合っているのはどちらか？」を考えて選んであげて下さいね。
新型ekワゴン/クロスと旧型ekワゴン/カスタムはどう違う？
- 旧型のカスタムモデルが廃止されてekクロスに
- 安全性能装備が充実
- もちろん走行性能もアップ
- 運転支援技術「MI-PILOT」をオプション搭載可能に
- 車内空間や荷室の広さが格段にアップ
これまでekワゴンのカスタムモデルとして販売されていたekカスタム。
上級モデルとはいえザックリ言うとデザインが違うだけで、エアロパーツによって見た目が差別化されていたくらい。性能の差はほとんどないにも関わらず10万円くらい価格差がありました。
このekカスタムが廃止されて新たに登場したのがekクロスです。
このekクロスはデザインだけではなく、しっかりと性能に差を出したカスタムモデルだというのが旧型との大きなくくりでの違い。
走行性能や安全装備などの基本性能がアップ
多くの人が気になる基本的な性能。
安全性能に関しては、踏み間違いの防止機能などはもちろん、車線逸脱防止支援機能の追加や、これまで運転席＆助手席のみの2か所搭載だったエアバッグが左右を含めた6か所に搭載。
軽自動車というと安全面が一番の懸念点ですからね。
その安全性能をより高めてきたというのは評価ができるポイント。
またそれと同時に、エンジンが刷新されて走行性能もアップ。
特に実感できるのは「加速性能が大きく向上している」といった部分でしょうか。
これまでのモデルでは物足りなかった加速のモッサリ感が新型ekワゴン/カスタムでは改善されている様子。
軽自動車だと街乗りで使用することが多いかもしれませんが、走りに力強さが出たというのはありがたいポイントですね。
運転支援技術「MI-PILOT」がオプションで搭載可能に
あわせて今回のモデルチェンジの大きな目玉であり、三菱がプッシュしているのがこの運転支援技術「MI-PILOT」
運転支援であり自動運転ではないので注意していただきたいのですが、まぁ簡単に言うと高速道路上や長距離運転の際に活躍する機能です。
同じ速度で走行したり、前の車と車間距離を保って付いていってくれたり、長距離運転時の負担を軽減しくれるのがポイント。
特に渋滞の時に効果を発揮する機能ですよ。
ただ、僕も同様の機能を有した車に乗っていますが使うことは稀で、わざわざオプションで付けるかと聞かれればノーですね。
元から付いている機能であれば有難く使いますが、わざわざオプションで付けるほどは日常的に恩恵が受けられません。
軽自動車にこのような機能は要らないというのが僕の見解。
メーカーとしては販売単価を上げたいはずなのでプッシュしてくると思いますが、用途に合っているかといった部分で判断していただければと思います。
新型ekワゴン/クロスは基本性能が大きく進化していて評価できる
ここまでをまとめると、フルモデルチェンジということもあって基本的な性能が満足のいく進化を遂げているということ。
これだったら購入を検討する余地があるな～というのが正直な気持ちですね。
旧型ekワゴン/カスタムとの違いもハッキリとしていて、これまで物足りなかった走りの部分をカバーしてきたり、より安全性能を高めてきたり、燃費に関してもこれまで最大25.8km/Lだったものが新型ekワゴン/クロスでは最大29.8km/Lと、しっかりと良いものを作ってきた印象。
これにはメーカーの本気度を感じずにはいられないですね。
ということで新型ekワゴン/クロスはハッキリと「買い」だと言えるでしょう！
「ekワゴン/カスタム」と兄弟車「日産デイズ」はプラットフォームが同じなので大きな違いはない
- 三菱ekクロス/ワゴンはシートヒーターが標準装備
- 日産デイズはSグレード以外はバックモニターが標準装備
基本的にはプラットフォームが同じなので大きな性能差はありませんが、上記2点は少し気になる違いですね。
三菱ekワゴン/クロスで標準装備のシートヒーターですが、日産デイズの場合は寒冷地仕様でのみ装備。
シートヒーターに関しては必須ではありませんが、あると嬉しい機能ですよね。
また、日産デイズは裾のSグレード以外にバックモニターが標準装備されていることに反して、三菱ekワゴン/クロスは全てオプションです。
バックモニターは必須装備だと思うので、比較する際は気を付けないといけないポイントですね。
また、その他で大きく違うな～と感じるのは外観のデザインですかね。ekクロスはデザインが全然違うもの（笑）
以上を加味した上で価格差を考えると、同じグレード帯で比較すると日産デイズの方が安いですね。
まぁどちらも時代に合わせた良い車だということは間違いありませんけどね。
実際に選ぶとなるとメーカーの好みもあると思うので、大きくデザインの好みとメーカーの好みで判断してあげるといいのではないでしょうか。
兄弟車の新型デイズに関しての別の記事で紹介しています。
気になる方はあわせてお読みくださいね。
参考：新型デイズはどう変わった？旧型との違いや欠点を詳しく解説
ekワゴン/クロスに欠点はあるのか？
- 性能が良い分、値段も高くなっている
- デザインは好みが大きく分かれる
近ごろの軽自動車に対して総じて感じるのは「軽自動車ってこんなに高かったっけ？」ということ。
10年ほど前は販売価格130万円～なんてことはなくて、100万円少々～が相場だったように思います。
まぁ単に価格が高くなっている訳ではなく、走行性能はもちろん安全性能も高まっていますが、「それにしても過剰な付加価値を付けて販売単価を上げていないか？」といった疑問が残りますね。
また、これまでと比べると軽自動車にもデザイン性が求められるようになり、そういった背景に合わせてメーカーも見た目を重視した車を販売するようになりました。
スズキのハスラーなんかが良い例ですね。
ハスラーと言えば、ekクロスもクロスオーバーSUV風で同じようなデザインですが、ハスラー以上に好みの分かれるデザインになっているのが欠点というか懸念点です。
デザインは好き嫌いで選んであげれば良いですが、その機能は自分にとって必要か？といった観点を持って車を選んでいただけると失敗しませんよ。
ekワゴン/クロスが合う人、合わない人
欠点から考えるとこういう人には合っている
- 軽自動車であっても性能や快適性に妥協したくない
こういった人にはekワゴン/クロスは合っていますね。
特に、車内の広さに関してクラスNo.1の快適性を実現している点はダテじゃありません。
それでいて走行性能や安全性能が高まっているので、軽自動車であっても妥協したくないといった人には十分なスペックを有していますよ。
欠点から考えるとこういう人には合っていない
- 性能はいいから価格を抑えたい
- 走りを求めたいが落ち着いたデザインが好み
そもそも価格を重視したいのであればekワゴン/クロスはやめておいた方がいいですよ。
安さを求めて購入する車ではないので。
また、走りを求めたいのであればekクロスのターボ（T）グレードにすることをオススメしますが、そうするとデザインが攻めたものになるのは避けられないんですよね。
落ち着いたデザインが好みの人って一定数いると思うので、そうするとちょっと合わないかなって印象です。
特にekクロスは人を選ぶ車だと言えますね。
ekワゴン/クロスのグレードごとの違い
| 三菱「ekワゴン/クロス」グレード別 価格表 | |
|---|---|
| ekワゴン「M」 | 1,296,000円 |
| ekワゴン「G」 | 1,377,000円 |
| ekクロス「M」 | 1,414,800円 |
| ekクロス「G」 | 1,555,200円 |
| ekクロス「T」 | 1,636,200円 |
※4WDは+129,600円(全グレード)
オススメのグレードはekクロス「G」
- 特徴のあるekクロスを選んでこそ！
- 基本的に軽自動車にターボは必要ない
ということで、僕だったらekクロスの「G」グレードを選びます。
Mでもいいんですけど、内装の質感が低かったりタイヤが1インチ小さかったりエンジンがボタンスイッチではなかったりと、少し勿体ないんですよね。
せっかくekクロスを選ぶのであれば、そのような細かい部分にもこだわりたい。
また、僕の持論では軽自動車にターボは必要ないですね。
長距離移動や高速道路の利用が多い人だとターボがあった方がいいですが、そうするとそもそも軽自動車でいいのかという話になってきますからね。
要らない付加価値ですよ。
ターボがなくても十分走るし、街乗りする分には不便さを感じませんから。
MグレードとGグレードの違い
- Gグレードからはエンジンがスイッチで始動可能に
- ekクロスのG/Tグレードはタイヤが14⇒15インチに
特筆するような大きな違いはないのが正直なところですが、ピックアップするとしたらこの辺りですかね。
エンジンスイッチは慣れてしまうと離れられない機能。
タイヤに関しては先ほども少し触れましたが、ekクロスを選択するのであればよりかっこよさが増してクロスオーバーSUV感が高まるので1インチ大きくなるのは嬉しいところ。
その他では、G以上のグレードしか付けれないオプション（MI-PILOTやデジタルルームミラー）があるくらいで、そう気にするところはありませんよ。
GグレードとTグレードの違い
ekクロスのみ選択可能のTグレードですが、単純に「ターボが付いているか」の違いですよ。
ターボが付いているのはekクロスのTグレードだけです！
ですので、走りに力強さを求めたいのであれば必然的に選択する車種とグレードが決まってきますね。
ターボと引き換えに燃費が悪くなることだけは覚えておいて下さい。
Gグレードだと29.4km/Lだった燃費が、Tグレードだと25.2km/Lになりますよ。
モデルチェンジした良さを享受したいなら「ekクロスGグレード」
走りに力強さを求めたいなら「ekクロスTグレード」
まとめると、このような選び方が良いですね。
あなたはどれが当てはまっていますか？
ekワゴン/クロスの必須オプションは？
- ナビは純正がオススメ（7インチか9インチ）
- バックモニター（リヤビューカメラ）は必須
- ETC車載器もあれば便利（2.0は必要ない）
- フロアマットはいずれかを選択
最低限必要なのはこの辺り。
ナビに関しては7インチか9インチのものが選択できるので、予算に応じてどちらかを選んであげましょう。
ナビは金額が大きいので、純正を付けておけば値引きが期待できますよ！
あとは、バックモニターとフロアマットは必須。
ETC車載器に関しては高速道路に乗る可能性があるのであれば、付けておいた方が後付けするよりも楽でしょう。
ETC2.0は高いだけでメリットを享受しにくいので通常のETCで問題ありませんよ。
あと一つだけ触れておくと、マルチアラウンドモニターに関しては10万円近い金額の割にそこまで利便性が高いわけではないので、必要ないと思いますよ。
なんとなく今っぽくて凄いってだけで、バックモニターとミラーで間に合っちゃいますから。
余計なオプションを付けないようにだけ注意しつつ、自分の用途に応じて選んであげて下さいね。
ekワゴン/クロスを買う時に損しない方法
ところで、皆さんは車を購入する時にどこで買われますか？
大抵がメーカーのディーラーですよね。そこで気を付けていただきたいのがディーラーの営業マンとのやり取りです。
営業マンって人当たりは良いですけど、そうは言っても向こうも商売。
値引きはしてくれるものの必要のないオプションを付けさせられて結局損をしていたり、見当違いなグレードを選ばされたり、足元を見られがちなんですよね。
「あっ、この人は知識がないから多少ふっかけても大丈夫だな・・・」ってな具合で。
そうならないために、ekワゴン/クロスを値引きする方法や損をしない方法を次の記事でまとめました。
何も知らなくて必要のない数万円・・・いや、下手したら十万円以上ものお金を払っていた。なんてことになって後悔しないためにも、しっかりとチェックしておいて下さいね。
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