新たに物件を購入する際によく比較されがちなのが「新築」と「中古」
そして最近ではそこに「中古+リノベーション」といった選択肢も広がってきました。
そこで、「実際は中古+リノベーションってメリットあるの?」と感じている皆さんのためにリノベーションのメリットを分かりやすくまとめましたよ!
どの選択肢を選ぶにしても、不安は取り除いた上で満足のいく買い物にしたいですよね。金額の大きさも去ることながら、人生でそう何度も経験することのないことですから。
ですので、皆さんが失敗しないようにしっかりと説明するのでご安心下さい!
ネットに載っている情報って結構いい加減なものばっかりですからね。しかし僕は親友が某大手リノベ会社で働いているので、裏の情報までしっかりと知っているんですよ。
そういった情報を交えてお伝えしていければと思います。
「自分には中古物件+リノベーションって合っているのかな?」といった視点でお読み下さい。
リノベーションの大きなメリットは5つ!
- 自由に設計ができる
- 物件の選択肢が増える
- 新築よりもコストをおさえることができる
- 新築と比べると資産価値が下がりにくい
- 築年数が経っていても売りやすい
自由に設計ができるので、自分の理想の家が手に入れられる
我が家への憧れというか理想が強い人って一定数いますよね。特に女性なんかは自分で色々と決めてマイホームを作り上げたいって人が多いイメージです。
オシャレな家を手に入れて友達に自慢したいですよね!
そんな中で、かなり自由度の高い設計が出来て、「理想のおうち」であったり「自分のライフスタイルに合わせたおうち」が手に入れられるといった点が大きなメリット!
まぁこだわればこだわるほど費用はかさみますが、それでもトータルでは新築で購入するより安くなるケースがほとんど。
物件選びを妥協しなければお得な条件でマイホームを手に入れられますよ。
物件の選択肢が増えて、良い立地を選べる可能性が上がる
駅からの距離であったり、周辺の環境、物件の広さや間取り、築年数などなど、立地を考えると「中古物件」という選択肢があることによって物件の幅は大きく広がって、自分の条件に合った物件が探しやすくなります。
これもメリットとして大きいですね。
新築だとどうしても物件の選択肢がグッと狭まるし、土地から探していたりしてこだわりが強かったら「いつまで経っても見つからない」なんてことになりかねませんから。
僕はよく物件探しで友人から相談されるんですけど、「物件探しと恋人はどこか妥協が必要だよ」って冗談も交えて言うんですよ。
でも最初から中古物件をリノベーションしちゃうつもりなら、何も妥協する必要はありません。
というのも、中古物件は「ババをひく可能性もある」んですよね。これについては後ほど説明しますよ。
新築を建てるよりもコストをおさえることができる
まぁこれは一概に言い切れないのですが、相対的に見て大体のケースで新築を購入するよりもコストをおさえることができます。
だって、新築物件って物件を販売するための広告費や手数料などで20%くらい上乗せされていますからね。
もっと身近な例で言うと車もそう。日本人って新しいものが好きですけど、コストだけで考えると間違いなく中古の方がお得ですからね。
そういった意味で、中古物件をリノベーションすればコストを抑えつつ自由度の高い家が手に入れられるというわけですよ。
資産価値が新築と比べると下がりにくい
物件の価格が落ち着くのがだいたい15年前後。
なので、それを目安に購入すれば物件の価値は安定していて、資産価値としては下がりにくいと言えます。
新築はガクンと価値が下がっていきますからね。
中古で需要の高い物件をおさえておけば有利なんですよ。将来的に手放す予定がないにしても、「資産価値が高い」というのは嬉しくないですか?
僕だったらリスクヘッジも兼ねて駅近で造りのしっかりしている中古マンションを選びますね。何かあって手放すことになっても手離れがいいし、価値も安定しているので損をしづらい。
そういった部分はどこを大事にするかで変わってきますが、一つの考え方として頭の片隅に置いておいていただければプラスになるかと思います。
築年数が経っていても、設備が新しいので売りやすい
これは物件の状態や条件にもよるので一概には言えないんですけど、個性が強すぎる家でなければ比較的売りやすいと言えますよ。
駅からめっちゃ遠くて、周りの部屋も空きだらけなんて場合だと流石に厳しいですけどね(笑)
なので先ほどの資産価値の話の延長線上ですが、その辺りも考えて物件を選んでおけばかなりのリスクヘッジになるのではないでしょうか。
良い立地というのは、それだけ需要が高くて住みたい人が多いということですから。
物件タイプごとのメリット
中古マンション
比較的価値を担保しやすい
戸建てに比べると資産価値が安定するのが中古マンション。
それだけで僕はかなり中古マンションを魅力的に感じますよ。
僕自身が保守的ということもあるのですが、リセールが安定していて価値が担保されているというのは精神衛生上ありがたい。
これだけでリスクもグッと減りますからね~
物件の絶対数もマンションの方が多いのは間違いないし、物件の選択肢が多いということも中古マンションの大きなメリットです!
中古戸建て
広い家に住める
基本的に戸建ての方が面積が広い場合が多いですからね。そういった広い物件を選べるというのは戸建てのメリット。
僕自身は中古戸建てにあまりメリットを感じていないので申し訳ないんですけど、中古マンションと比べると購入費用が安くおさえられる場合が多いというのもメリットですね。
コストでいうと戸建ての方がかかりにくい。
ただ、そのぶん木造住宅の場合は耐久性に不安があるなどといったデメリットもあるんですけどね。
どの部分を大事にするかの優先順位を決めれば、どちらが良いかがハッキリするのではないでしょうか。
そうは言ってもリノベーションにはデメリットもある
- 住むまでに時間が必要
- ローンの金利が高くなる場合がある
- 新築に比べて外観デザインや間取りの自由度が低い
- 物件の中の状態が不透明、耐久性が不安
- 個性的すぎる家は買い手・借り手が付きづらい
住むまでに時間が必要
ただでさえ時間がかかる物件購入。
それにプラスしてリノベーションまで行うワケですからね。短く見積もっても物件の購入から住み始めまで3ヶ月はかかると思っておいた方が良いでしょう。
そもそも物件が見つからなければ時間は無限大ですよ。
その部分を詳しくお話すると、物件の購入に加えて
- 建物検査
- 設計(デザイン)
- 施工
この辺りがプラスで発生するわけですよ。
そのための打ち合わせなんかも加味すると、そりゃ時間かかるでしょっていう。
策としては「事前にしっかりと計画して、余裕をもって進めましょう」って感じですかね。
リノベーションという選択肢を選ぶ以上、その辺りを考えて動かないとどうしようもないですよ。
ローンの金利が高くなる場合がある
まぁ実際は住宅ローンとして借りられるし、住宅ローン控除も受けられるケースが多いので問題ないんですけどね。
でも何故かネット上では「ローン金利が高くなる、住宅ローン控除は受けられない」と書いてあることが多いんですよ。
僕の勘違い?笑
リノベーションなどの増改築の場合は、通常の中古物件の個人間売買とは違うくくりで住宅ローン控除が受けられます。中古の20万円に対してリノベーションだと40万円だったかな。
ただ、可能性の話として「住宅ローンとして借りられなくて金利が高くなる」なんてケースもあるって頭に入れておいていただけると良いかと。
あと、マンションの場合は築25年以内、木造住宅(戸建て)は築20年以内でないと住宅ローン控除が受けられないので、あまり古すぎる物件を選ばないように注意して下さいね!
まぁこの部分は専門的な話になってくるので、リノベージョン会社であったり施工会社に確認するのが間違いないですよ!
新築に比べて外観デザインや間取りの自由度が低い
新築の注文住宅と比べてしまうとどうしても自由度が下がってしまうのがリノベーション。
とはいえ、もともと自由度が高い設計ができるというのは強みだし、新築の注文住宅と中古物件のリノベーションを比較してしまうのはお門違いというか。
各々が比較対象でないのは間違いないですよね。値段が倍くらい開くんじゃないかな。
そりゃ誰だって注文住宅を購入できるのであれば買ってますよ。僕だって欲しいもん(笑)
でも費用面で考えると厳しいからリノベーションという選択肢が浮かぶわけで!
リノベーションでできる範囲でも十分に自由度が高いので、その範囲内で設計するのであればそうデメリットにはならないんじゃないかな。
物件の中の状態が不透明、かつ耐久性に不安
築年数が長いほどリスクが高まるのが中古物件。
その中でも、物件の中の状態というのは工事が始まるまで分からない部分も多いんですよね。
さすがにしっかりと建物調査を行った上で進めていくのですが、どこかで想定外のことが起きた場合には追加の工事などで費用がかさむ可能性があります。
さすがにそこはデメリットと言うほかない。
また、耐久性に関しては、築40年とかよほど古くなければ耐震基準もしっかりしているはずですが、物件によっての当たり外れはありますからね。
でもそれはリノベーションしようがしまいが関係ない話で、新築だろうが適当な工事をしているかもしれないですからね(笑)
新しい物件であり、信頼できる施工会社で造られたに越したことはないですけど、運の要素もあるのでそこばかり気にしても仕方ないですね。
大事なのは物件の中に対して想定外のケースを許容できるか。
その部分はリノベーション会社が事前にしっかりと説明するといった責任もあるんですけどね。
個性的な家は、将来売却したり賃貸に出したりする場合に買い手・借り手が付きづらい
これはもうそのまんまなんですけど、そもそも売る想定で造らないっていう考えが健全なんじゃないですかね。
何度かリスクヘッジリスクヘッジって言っていますけど、すべてのリスクを回避するのは無理だし、そんなこと言っていたら何も生み出せませんよ。自分で言っておいてって話ですけど・・・。
自分が住む家を好きなようにデザインする。
それだけで十分じゃないですか!
それによほどバチッとハマる買い手が見つかったら普通に売れますよ。
そうやってポジティブに考えた方が幸せだと思いませんか?
リノベーションが合うのはこんなヒト
- できるだけ多くの希望を叶えたいけど費用は抑えたい
- 多少の想定外があっても対応可能な範囲ならよい
- 戸建てよりマンション派
- 新築にこだわりは無い
- 割安な物件がいい
2つ以上当てはまったら立派なリノベーション予備軍ですよ!
結局は「どの部分を大事にするか」ですからね。
あなたの一番大事にしたい部分は何ですか?デザインの自由度ですか?コストですか?
そこを今一度イメージしていただいて、「リノベーションって自分に合っているのかな・・・?」と考えることが答えへの近道かと思います。
その上でリノベーションに魅力を感じたのであれば、その先へ進めていきましょう。
意志が定まったのであれば話は早いですからね!
まとめ:何事もメリットとデメリットは表裏一体
例えばデザイン性の高い理想の家が手に入れられる代わりに費用がかさむだとか。
メリットとデメリットって常に表裏一体なんですよね。なかなか三方よしとはならない。
まぁでもそんなことを言っていたら何も決められないですからね。どれだけリスクを許容できるか、デメリットを許容できるかということが大事になってきます。
僕から一つアドバイスをできるとすれば「絶対に良い面や、メリットを大事にした方がいい」ということ。
人間関係でもそうですよ。人の悪い面ばかり見て粗探しをしていたようでは誰も幸せになれない。
それよりは、人の良い面を見て褒めていった方が皆が幸せになれるんです。誰にでも悪い部分はありますからね~
それは家探しであっても同じで、「メリットを得てどれだけ幸せになれるか?」を考えて欲しいなって思います。
「自分の憧れだった、自ら考えて選んだデザイン性の高い家に大好きな家族と住める」って考えるとそれだけで素敵じゃないですか?
まぁ元も子もないことを言ってしまえば考え方は人それぞれなんですけど、そういった考えもいいなって思っていただける方が少しでもいれば僕は嬉しいですね。
以上!
リノベーションのメリットと、どんな人にオススメかの解説でした。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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