2019年4月、トヨタ「RAV4」がフルモデルチェンジして日本に帰ってきました!
2005年に発売されて2016年まで販売されていた3代目以降、4代目は日本で販売されていなかったRAV4ですが、どのような進化を遂げたのでしょうか。
その違いについて気になせんか?
そこで今回は、新型RAV4の様々な違いや、グレード情報、欠点などについて調査しました。
ディーラーや口コミサイトから独自調査したリアルな内容を包み隠さず解説していきます。
RAV4とお得に購入するための参考にして下さいね!
▼この記事の内容
- フルモデルチェンジしてどう変わった?旧型と何が違うのか?
- 「エクストレイル、CX-5、フォレスター」との比較
- グレードごとの違い
- オススメのグレード
- RAV4に欠点はあるのか?
フルモデルチェンジした新型RAV4と旧型RAV4の違い
- 排気量は旧型2.4L⇒新型2.0L/2.5Lに
- サイズは全長4,610mm×横幅1,855mmと一回り大きく
- エクステリア(外観)デザインを大幅に刷新
- トヨタセーフティセンスを全車標準装備で最新の安全性能に
- 新型RAV4は基本的に4WDがメインのグレード設定に
- 最新のプラットフォームを採用して、走行性能がアップ
新型RAV4は先代から期間が空いてモデルチェンジしたため違いが多すぎて挙げきれないというか、むしろ共通部分がほとんどないといっても過言ではないくらいで、もはや違う車と思ってもいいですね!
特に大きな変更点については上で挙げさせてもらいましたが、4WDメインの設定になって排気量もミドルクラスSUVらしくガソリン車が2.0L/ハイブリッド車が2.5Lとなり、燃費も向上しました。
また、デザイン面の大幅な変更も行われてオフロード感が強まったゴツゴツした印象になり、当然のように安全性能も高まった新型RAV4。
トヨタのSUVはハリアー、C-HR、RAV4と、よりラインナップを充実させてきましたね。
特にこのRAV4は、あらゆる部分で最新のアップデートを施した気合の入った車だということが見受けられます。
本格的なオフロード仕様のミドルクラスSUVとして、新型RAV4の評価は高い!
RAV4のために世界に先駆け開発された「ダイナミックトルクベクタリングAWD」
こちらは、高い走破性・操縦安定性と燃費向上を両立する新4WDシステムで、今回のモデルチェンジにおける大きな目玉となっています。
こちらのダイナミックトルクベクタリングAWDを初めとして、新開発エンジンの搭載や、最新の安全性能を装備するなど、性能面での評価は高いのが新型RAV4!
トヨタの本気度が伺えますね。
また、見た目に関してもクロスオーバーSUVらしらのある外観は好みが分かれるところかと思いますが、僕は良い塩梅に攻めているデザインだと思いますけどね。
このようなことから万人受けする車ではないかもしれませんが、ご自身の目的にマッチすれば必ず満足していただける仕上がりになっていますよ。
RAV4と「エクストレイル、CX-5、フォレスター」の違いは
トヨタRAV4は最新のエンジンや安全性能を備えたスペックの高さがウリ
- 日産「エクストレイル」
- マツダ「CX-5」
- スバル「フォレスター」
この辺りの人気のミドルクラスSUVと比較しても、RAV4はヒケを取りません。
オフロード仕様のSUVとしてポジションがハッキリしている印象ですね。
ターゲットユーザー的に一番バッティングする車は日産の「エクストレイル」でしょうか。
エクストレイルもオフロード仕様の4WDが人気で、なおかつ2018年のSUV 4WD車で一番売れた車ですからね。
RAV4と各々の違いについて比較してみましょう。
トヨタRAV4とライバル車種の違いを解説
トヨタ「RAV4」と、日産「エクストレイル」の違い
※ガソリン車 4WDで比較 | トヨタ RAV4 G | 日産 エクストレイル 20X [2列] |
---|---|---|
価格 | 3,202,200円~ | 2,858,760円 ~ |
排気量 | 2.0L | 2.0L |
燃費(RAV4はWLTCモード) | 15.2km/L | 15.6km/L |
サイズ(mm) | 全長:4,600 全幅:1,855 全高:1,685 ホイールベース:2,690 | 全長:4,690 全幅:1,820 全高:1,740 ホイールベース:2,705 |
- トヨタセーフティーセンスを搭載したRAV4は安全性能で勝る
- 価格設定はエクストレイルの方がリーズナブルだが性能に差がある
- エクストレイルは防水性能が高いのでアウトドアに有利
- 内装の質感やデザインはRAV4が勝る
最新の安全性能と走行性能を備えたRAV4は、性能面で比較すると明らかにエクストレイルよりも勝っています。
その分、価格において大きな差が出ていますがその価格差を埋めるほどの性能差があると言えるでしょう。
内装の質感なんかもRAV4は明らかに高級志向ですからね。
エクストレイルも決して質が悪いわけではありませんが、比べてしまうと明らかに見劣りましす。
しかしどちらも評価できるオフロード向けSUVであることは間違いないので、
- 性能面を優先するのであれば・・・トヨタ「RUV4」
- 価格面を優先するのであれば・・・日産「エクストレイル」
といった形で選び分けてあげると良いでしょう。
トヨタ「RAV4」と、マツダ「CX-5」の違い
※ガソリン車 4WDで比較 | トヨタ RAV4 G | マツダ CX-5 25S PROACTIVE |
---|---|---|
価格 | 3,202,200円~ | 3,029,400円~ |
排気量 | 2.0L | 2.5L |
燃費(JC08モード) | 15.2km/L | 13.0km/L |
サイズ(mm) | 全長:4,600 全幅:1,855 全高:1,685 ホイールベース:2,690 | 全長:4,545 全幅:1,840 全高:1,690 ホイールベース: 2,700 |
- 排気量の差を埋めるほどの力強さがRAV4にはある
- CX-5はディーゼルエンジンにすることで戦えるスペックに
- 安全性能の高さはRAV4が勝る
RAV4は排気量が2.0Lにも関わらず2.2Lほどの力強さを持った走りが特徴。
2.2Lと言えばCX-5のディーゼルエンジンタイプが2.2Lの排気量ですが、マツダのウリはやはりこのディーゼルですね。
ディーゼルエンジンにすることで走りが格段にパワーアップします。
ガソリン車同士で比較してしまうとRAV4に分があると言わざるをえません。
そもそもマツダは4WDといったイメージが全くありませんからね。
- アウトドア利用が多いのであれば・・・トヨタ「RAV4」
- 街乗りメインで、2WDやディーゼルエンジンが希望であれば・・・マツダ「CX-5」
このように選び分けてあげると良いでしょう。
トヨタ「RAV4」と、スバル「フォレスター」の違い
※ガソリン車 4WDで比較 | トヨタ RAV4 G | スバル フォレスター Premium |
---|---|---|
価格 | 3,202,200円~ | 3,024,000円~ |
排気量 | 2.0L | 2.5L |
燃費(WATCモード) | 15.2km/L | 13.2km/L |
サイズ(mm) | 全長:4,600 全幅:1,855 全高:1,685 ホイールベース:2,690 | 全長:4,625 全幅:1,815 全高:1,690 ホイールベース: 2,670 |
- スバルのアイサイトは安全性能の評価が高い
- どちらもオフロードにも適した4WD仕様が強み
- フォレスターは直噴直の2.5Lエンジンでよく走る
この2台は比較する際に迷うところですね。
どちらもオフロード仕様の4WDがウリで安全性能が高いと、特徴が似ています。
違いを挙げるとすれば、エンジンの排気量がRAV4の2.0Lに対してフォレスターが2.5Lと少し大きくなっています。
これによってフォレスターは燃費が13.2km/Lと少し悪くなっているのがポイント。
2.5Lだと自動車税も5,500円ほど高くなりますからね。
この自動車税、2019年10月の増税に際して排気量に応じて減税される見込みがあります。
排気量小さいほど減税が大きくなる見込みですが、そうすると2.0Lが3,500円減税の36,500円、2.5Lが1,500円減税の43,500円と従来より差が広がって2.0Lの需要が増えることが想像できますね。
年に一回の支払いなので微々たる差かもしれませんが、燃費も加味するとバカにならない差が生まれますよ。
ということで2.0LのRAV4はイチオシです!
新型RAV4に欠点はあるのか?
- 乗り心地が少し硬い
- ハイブリッドは相対的に見ると割高
- デザインに特徴があって好みが分かれる
RAV4はオフロード志向が強く4WDがメインの設定だということをお伝えしましたが、そのため2WDやハイブリッドを選択することはオススメしません。
明らかに他の車に優位性があるからです。
ハイブリッドに至ってはエンジンが2.5Lになって走行性能が上がるものの、価格に関してもガソリン車に約+60万円と強気な設定になっています。
ハイブリッド自体を僕は推奨していませんが、これではハイブリッドを選ぶ理由を探すのが難しいですね。
また、オフロード志向といったこともあって乗り心地に関しては少し硬い印象です。
デザインも個人的には好きですが、好みが分かれるように感じるので欠点として挙げるとするとその辺りですかね。
悪路走破性をセールスポイントとした車としては当然の結果でしょうか。
実際に試乗して確かめてみることをオススメしますよ。
RAV4が合う人、合わない人
欠点から考えるとこういう人には合っている
- 最新の安全性能、走行性能を備えたクロスオーバーSUVが欲しい
性能面で妥協したくない人にとって、RAV4はピッタリな車だと言えるでしょう。
ここまでの話から考えると大衆的な車ではありませんが、最新の安全性能や走行性能を備えたクロスオーバーSUVを求めている人にとっては魅力的な車ではないでしょうか。
その分、価格面を考えるとお買い得感はありませんが、費用で引っかかる人は他の車を検討した方が良いと言えますからね。
安全はお金には代えられないので、そういった部分を加味して車を選んでいただければと思います。
欠点から考えるとこういう人には合っていない
- ハイブリッド車、2WD車を検討している
- ゴツゴツしたデザインが苦手
ハイブリッド車や2WDの車を検討している人にとってRAV4は見当違いな車だと言えるでしょう。
わざわざセールスポイントに反した車を選ぶ必要はありませんからね。
あくまでもRAV4は悪路走行性をウリにした車なので、普通に街乗りで使う分には合っていません。
また、デザインに関しても最近はシュッとしたデザインの車が多い中でのゴツゴツした特徴のあるデザインなのでその辺りの好みはあるでしょう。
逆に見た目だけを気に入って買うケースもあると思うし否定はしませんが、性能や価格も気にしてあげて下さいね。
恋人を顔で選ぶ人もいますが、性格や収入も大事でしょう(笑)
RAV4のグレードごとの違い
「トヨタ RAV4」グレード別価格表 | ||
---|---|---|
グレード | 価格 | 燃費(WLTCモード) |
X(2WD) | 2,608,200円 | 15.8km/L |
X(4WD) | 2,835,000円 | 15.2km/L |
G(4WD) | 3,202,200円 | 15.2km/L |
Adventure(4WD) | 3,137,400円 | 15.2km/L |
G“Z package”(4WD) | 3,348,000円 | 15.2km/L |
HYBRID X(2WD) | 3,202,200円 | 21.4km/L |
HYBRID X(4WD) | 3,450,600円 | 20.6km/L |
HYBRID G(4WD) | 3,817,800円 | 20.6km/L |
オススメグレードは「G(4WD)」
- Xはエントリーモデルで装備が物足りない
- 2WDやハイブリッドは前述したとおり検討外
XやAdventureに関してはバックカメラを含めた安全性能装備がオプションになっており、それらを後付けすることを考えると最初からGグレードを選択する方がお得です。
2WDやハイブリッドに関しては途中で触れましたが、ガソリン車とハイブリッドの約60万円という価格差をペイするのは難しいし、そもそもRAV4は4WDをウリにした車なのでその他を選択するのが賢い選択とは言えませんね。
僕であれば4WDのGグレードを選択します。
それぞれのグレードを簡単に比較してみましょう。
「G(4WD)」と「X(4WD)」の違い
- Xはバックモニターが未装備
- Xはハンドルやシフトノブがウレタン
- Gにするとタイヤが17インチ⇒18インチに
Xはエントリーグレードで、最低限の装備に留まっています。
それらのオプションを後から装備するくらいなら、初めからグレードを上げておいた方がお得なのは間違いないですよ。
そもそも後付けできないオプションなどもありますから。
具体的にはXグレードにはバックモニターが備わっていなかったり、シートがファブリックだったり、安全性能装備が劣るなと、性能や質感で劣るところが問題点。
基本的にエントリーグレードは選択肢から外しましょう。
「G(4WD)」と「Adventure(4WD)」の違い
- Adventureは最新のAWDが特徴
- Adventureはタイヤが19インチに
- AdventureもXと同じく装備が物足りない
RAV4のウリの一つである、「ダイナミックトルクベクタリングAWD」が体感したいのであればAdventureを選ぶしかありません。
ダイナミックトルクベクタリングAWDとは簡単に言うと、4WDの弱点である曲がりにくさと燃費の悪さを改善した駆動技術のことですね。
ただ、このAdventureグレードはXと同様にバックモニターが未装備、ハンドルとシフトノブがウレタン、安全性能装備が劣るなど、装備が物足りないのが欠点。
それらを全て装備しようとなると価格差が出てしまうので、やはりGグレードの方が魅力的だと言えるでしょう。
RAV4のグレードは、このように選び分けて下さいね。
RAV4の必須オプションは?
- T-Connectナビ 9インチモデルがオススメ
- ナビ連動のビルトインETC車載器
- フロアマット
- ザイドバイザー(必要に応じて)
- コーティング(必要に応じて)
Gグレードを選択すれば必要な装備はあらかた備わっているので、選択するオプションは以上のもので問題ありません。
ナビに関しては9インチがオススメですが、予算に応じて7インチにして調整して下さい。それだけで10万円近く変わってきますよ。
また、ディーラーでは必要のないオプションを勧められることもあると思いますが、本当に自分に必要なのかを考えて判断して下さいね。
例えばバックの際にミラーがリアタイヤ付近を向いてくれる「リバース連動ミラー
」などです。
あると便利な機能ですが、16,200円を出す価値があるのかで判断して下さい。
以上、グレードやオプション選びの参考にして下さいね!
新型RAV4を買う時に損しない方法は?
ところで、皆さんは車を購入する時にどこで買われますか?
大抵がメーカーのディーラーですよね。そこで気を付けていただきたいのがディーラーの営業マンとのやり取りです。
営業マンって人当たりは良いですけど、そうは言っても向こうも商売。
多少の値引きはしてくれるものの、必要のないオプションを付けさせられて結局損をしていたり、見当違いなグレードを選ばされたり、足元を見られがちなんですよね。
「あっ、この人は知識がないから多少ふっかけても大丈夫だな・・・」ってな具合で。
そうならないために、RAV4を値引きする方法や損をしない方法を次の記事でまとめました。
何も知らなくて必要のない数万円・・・いや、下手したら十万円以上ものお金を払っていた。なんてことになって後悔しないためにも、しっかりとチェックしておいて下さいね。
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